学ぶ事
法学部大学院のトイレにお決まりの一節で始まる落書きがあった。
少年老い易く
学成り難し
一寸の光陰
軽んずべからず
自分に嘘をつき続け
三十二歳になりました
学者になるか実務家に
なるか悩んでいる人へ
早くどちらか一方に決し
命をかけて勉強しなさい
両方を目指し 人生の迷路へ
まよいこんだ私が言うのだから
間違いない!
私のようにはなるな!
たぶん学者というのは教員の事で、実務家と言うのは弁護士の事と思われる。
きっと司法試験の壁を乗り越えられないで苦しんでいるのだろう。
司法浪人の人を見ていると、勉強する事が楽しいのではなく ”受かるまで” と自分に言い聞かせて勉強しているのが痛々しいほど伝わってくる。
理工系の大学院生は勉強(研究)する事が楽しいくて勉強している感じがするのとはとても対照的。
本当は、文系の勉強も楽しい筈。
それが、短期的目的のために大きなプレッシャーとなり苦痛になってしまっているのだと思う。
なんか可哀想だ。。。